弁理士ってどこ?

弁理士試験のテクニック、参考書を紹介するブログです。

下三法ってどこまで勉強すればいいの?

1、下3法について

 下三法とは著作権法不正競争防止法、条約のことです。

たぶん弁理士試験用の言葉で他ではこんな呼び方しないと思います。

 

要するに特許法や意匠法のように論文試験がある科目と違って、短答試験の出題範囲だけど論文試験にはでない科目です。

 

言い方を変えると短答でさえよい点数が取れればよい科目ですし、短答免除者にとってはやらなくてよい科目です。

しかしながら短答試験においては、60問中20問はこの下三法が出題されるのでとても重要な科目になります。

20問の内訳は著作権法不正競争防止法があわせて10問、条約が10問です。

平成28年度の試験から各科目に足きり点が設定されました。

どれか一つの科目が4点未満になってしまうと、全科目合計で合格点(例年39点)を上回っていても不合格になってしまうルールです。

f:id:kisaragiA:20190314144445j:plain

短答試験は5つの枝から1つを選択する試験ですので、完全に運に任せると確率的には著作権法不正競争防止法の場合、満点が10点で5分の1の2点になってしまい特許や意匠で得点を稼いでも不合格になります。

 

私はこの下三法がわりと好きでした。

 著作権は身近な事件や事例が多くて感覚で解ける部分もありましたし、不正競争防止法は条文が少ないので取り組みやすいと思います。

 でも条約は範囲がとても広いです。

・パリ条約(30条)

・PCT(69条)

・PCT規則(96規則)

・TRIPS協定(73条)

・マドプロ(16条)

・ヘーグ協定ジュネーヴアクト(34条)

 

パリ条約だけなら条文数も少ないのでよいのですが、PCT、PCT規則、TRIPS協定マドプロ。条文も多いし、内容も非常に分かりにくい。

 

2、下3法はどこまで勉強すればよいのか?

 

上述したように下三法は論文試験には登場しません(条約については何度かポイントで出てるけどいずれも基本的なこと)

短期合格を目指すのであれば、あまり時間をかけず短答試験に通るぎりぎりの量だけ勉強するべきです。

一方で時間がかかっても、今年は確実に短答を通過したいという方は、がっつりやるのも一つの手だと思います。

以下は合格に必要な勉強の私の個人的見解です。

著作権法

過去問10年分がすべて解けて理由も答えられるレベル。

不正競争防止法

過去問10年分がすべて解けて理由も答えられるレベル。

条文数が少ないので、条文はある程度は暗記する。

③パリ条約

1条~11条までの条文の暗記

過去問10年分がすべて解けて理由も答えられるレベル。

④PCT、PCT規則

手続きの流れの理解(こちらの書籍がおすすめ)

過去問10年分がすべて解けて理由も答えられるレベル。

予備校の短答答練、模擬試験をすべて受けて答えられる問題。

⑤TRIPS

過去問10年分がすべて解けて理由も答えられるレベル。

予備校の短答答練、模擬試験をすべて受けて答えられる問題。

⑥マドプロ

過去問10年分がすべて解けて理由も答えられるレベル。

予備校の短答答練、模擬試験をすべて受けて答えられる問題。